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海外のお墓(国ごとの宗教や墓石の形)

日本の葬儀やお墓文化は特異で、ほぼ全ての方が火葬されることや血縁一族(家族)と一緒のお墓に納骨される様式は、他国には見られない独自な習慣です。
インドのヒンドゥ教などを除けば、海外の国々は基本的に土葬文化で、ご遺体を木棺いれたりや布にくるんで土に直接埋葬する個人墓です。

アーリントン国立墓地 米国 出典: フリー百科事典 – ウィキペディア(Wikipedia)

アーリントン国立墓地(米国)
出典:フリー百科事典 – Wikipedia

表示している画像は、米国のアーリントン国立墓地の風景です。
南北戦争の戦没者のために造営された国立墓地で、その後も様々な戦争で戦死した兵士や無名戦士が眠っています。日本歴代の首相の多くも訪米に際にはこの無名戦士の墓に献花されるのが慣例となっているようです。
253ヘクタールの広大な墓地に約40万基のお墓があり、芝生に規則正しく墓石が建てられています。
アメリカの墓地の全てがこのような芝生墓地とは限りませんが、いずれも墓所もゆったりと造られている印象です。

モンマルトル墓地(フランス) 出典: フリー百科事典 – ウィキペディア(Wikipedia)

モンマルトル墓地(フランス)
出典:フリー百科事典 – Wikipedia

ヨーロッパに多いのは土葬した埋葬場所を石棺型に装飾するお墓で、その上部に十字架やマリア様の像、名前に記した石碑を置くお墓です。

イスラム教国では各地域で多様なお墓が見られ、偶像崇拝を禁止しているためモスクでよく見られるモザイクタイルを敷詰めたお墓や砂で長方形に盛り土するお墓などがあります。

日本では和型墓石に代表される3段や4段の墓石が主流です。これは福禄寿信仰が盛んになった江戸時代に定着したデザインで、洋型墓石でも同じように段組されている墓石を多く見かけます。

いずれの国も葬儀の方法やお墓の形態には、それぞれの宗教や地域文化が色濃く反映されるのですね。


カテゴリー:墓石について   最終更新日:2013年8月27日

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