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お盆のお墓参り、福島ではお墓の除染作業

本格的な夏の暑さが到来してきました。
子供たちはまもなく夏休みを向かえ、ご両親のご実家へ帰省して親族の絆を確かめることだと思います。

お盆のお墓参りは現世を生きる我々にとって、ご先祖さまに感謝する大切な行いです。ただ、2011年3月11日に東日本大震災が起き、その後の津波による福島第一原発の事故が発生しました。放射性物質により汚染された福島の被災地では、未だに墓石が倒壊したままで、お墓の除染も進んでいないようです。

環境相「お盆までには除染終えたい」 大熊の墓地視察

石原伸晃環境相は3日、福島第1原発事故の避難区域に指定された福島県大熊町で、墓地の除染作業を視察した。
視察先は同町下野上地区の鈴内墓地。作業員が除草したり、倒れた墓石を拭き取ったりする除染作業を防護服姿で見て「お盆までに作業を終え、町民が墓参りできるようにしたい」と語った。

視察には渡辺利綱町長が同行し、「放射線量の比較的低い地区の除染を先行し、復興の拠点にしたい」と話した。
同町では人口の96%が住民登録する地区が長期間帰れない帰還困難区域に指定され、一時立ち入りで墓参りできるよう除染の先行実施を国に求め、6月に共同墓地28カ所で除染が始まった。

引用:河北新報 2013年7月4日

多くの命を奪った震災で幸いにも難を逃れた方々の、ご先祖さまにご加護を感謝したいお気持ちはひしひしと感じます。放射線が高いために墓地に入ることが出来ず、お墓のお手入れが未だ手付かずの被災地を思うと胸が苦しくなります。

墓石の移動は通常でもクレーンなどの重機を使い、非常に危険で大変な作業です。それに加え梅雨の蒸し暑い中、放射線防護服を着ながら倒壊墓石の修復、霊園の除染作業は過酷を極めることでしょう。

命の喜びをご先祖さまに感謝するお墓参り

お盆お彼岸のお墓参り-供花

お盆お彼岸のお墓参り-供花

お墓参りが自由に出来る幸せ、当たり前に出来ていたことがある日突然出来なくなる悲しみを感じながら、この夏のお盆にはお墓に手を合わせたいと思います。

一刻も早い除染作業により、心ゆくまでお墓参りが出来る日が来ることを願い、被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。


カテゴリー:お墓と墓石の最新情報   最終更新日:2015年11月10日

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