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武蔵野美大で開催「お墓」テーマの美術展をご紹介

芸術の側面からお墓の本質を考える美術展「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか」が、東京・小平市の武蔵野美術大学美術館で開催されています。

歴史から見ればお墓は信仰の対象だけでなく、芸術作品でもありました。そこにはその時代の社会や宗教、民族性が反映していたのだと思います。
近代・現代の著名な彫刻家もしかり、お墓をテーマに伝えたい本質を読み解きます。

ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか
彫刻と呼ばれる、隠された場所
Et in Arcadia Ego, The Hidden Place Called “Sculpture”

ポスター「ET IN ARCADIA EGO」墓は語るか 武蔵野美術大学美術館 2013/5/20 - 8/10

ET IN ARCADIA EGO
墓は語るか

会 期|2013年5月20日(月)-8月10日(土)

休館日|日曜日(6/9(日),7/15(祝)は特別開館日)

時 間|10:00-18:00
    (土曜,特別開館日は17時閉館)

入館料|無料

会 場|武蔵野美術大学美術館
    展示室1、2、アトリウム

主 催|武蔵野美術大学 美術館・図書館

協 力|武蔵野美術大学 彫刻学科研究室

助 成|芸術文化振興基金

監 修|田中正之(造形文化・美学美術史教授/美術館・図書館館長)
    武蔵野美術大学 彫刻学科研究室

【展覧会概要】
本展では、「彫刻とは何か」という問題を「墓」という視点から読み解くことを試みます。「墓」は死者を埋葬した碑である一方、その下に「隠されたもの」あるいは「もうひとつの世界」を暗示しています。そこに何かが「隠された場所」として彫刻を捉えることによって彫刻のひとつの本質が見えてくるのではないか。

そういう問題意識のもとに、本学彫刻学科の教員である作家たちの作品を展示し、合わせて古代エトルリアの墓碑彫刻やジャコメッティ、イサム・ノグチなどの「隠された場所」をめぐる作品を同時に展示いたします。

美術展のタイトル「ET IN ARCADIA EGO」の意味とは

バロック時代のフランスの画家ニコラ・プッサンの代表作『アルカディアの牧人たち』では、墓石にラテン語で”Et In Arcadia Ego”(我はアルカディアにもある)と書かれているのを牧人たちが覗き込んで想いにふける様子を描いている。”Et In Arcadia Ego”(我はアルカディアにもある)は、並び替えると”I Tego Arcana Dei”(立ち去れ!私は神の秘密を隠した!)となるとして、これをイエス・キリストの血脈に関する秘密と解釈した。

出典: フリー百科事典 – ウィキペディア(Wikipedia

本美術展で彫刻家イサム・ノグチの幻の「広島平和記念公園慰霊碑」は必見です。
広島の平和公園の慰霊碑としてこのデザインが内定していましたが、彼が日系アメリカ人であることで落選。ただ実際に建てられた慰霊碑は、丹下健三の手によりイサム・ノグチのデザインを大幅に取り入れました。

このイサム・ノグチ提案の幻の慰霊碑が、再現模型として展示されています。

大変興味深い展示となっていますので、お墓に関心をお持ちの方はご来場しては如何でしょうか。


カテゴリー:お墓と墓石の最新情報   最終更新日:2013年5月24日

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