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年始初めのお墓参り いつお参りするの?

お正月も終わり、日常の生活に慣れてきた1月半ばですが、お墓参りは行かれたでしょうか。1月15日は小正月と呼ばれお正月の締めくくりの日となっています。
今年一年、無病息災に生活するためには年始のお墓参りは大切です。

どんと焼きで歳神様をお見送り

各地域の神社ではどんと焼き(どんと祭り)、仏教のお寺さんではお炊き上げが行われます。この我が国の季節行事となっているどんと焼きは、夏のお盆に似た風習です。

どんと焼き(金沢区海の公園 2015年1月17日撮影)

どんと焼き(金沢区海の公園 2015年1月17日撮影)

どんと焼きの起源は平安時代に遡るそうで、宮中行事や正月遊びの火祭りなど諸説あります。民衆にどんと焼きが広まる過程で、民間信仰の道祖紳に習合したり、農村地域の風習として定着していきました。

どんと焼きと歳神様

お正月は、各ご家庭に歳神様をお迎えする儀式と云われています。年末の大掃除は、歳神様を迎えるため。門松は歳神様への目印で止り木の意味があり、鏡餅は歳神様へのお供え物と云われています。

イメージ:お盆の精霊馬

イメージ:お盆の精霊馬

お正月の歳神様に関わる風習は、夏のお盆の風習によく似ています。夏のお盆では、玄関先で先祖の御霊をお迎えする火を焚き、お盆終わりには送り火を焚きます。どんと焼きは、このお盆の送り火の風習に似ております。

民俗学者の柳田國男さん(1875-1962年)さんは、「歳神様とは、祖先の霊の外は考えられない。」と述べています。
すなわち、お正月のどんと焼きと歳神様、ご先祖様とお墓参りは密接に関係していると考えます。
関連ページ:年末大掃除 年神様とご先祖様、お墓のお掃除もお忘れなく

小正月が過ぎたらお墓参り

ご先祖様である歳神様はどんと焼きで空に戻られたら、どこへ行くのでしょうか。

農村にある稲穂とお墓

農村にある稲穂とお墓


ご先祖様はお墓に宿り、農村において最も大切な山や水、田畑を守っていたと考えられています。あのヒット曲、秋川雅史の「千の風になって」の歌詞のとおり、風になってご家族や田畑を見守ってくれることでしょう。

夏のお盆では、お盆明けに改めてお墓参りの風習がある地域があると聞きます。
「新年のお墓参りはいつ行くの?」多くの方が悩まれる疑問です。先延ばしして春のお彼岸になってしまう方も多いかもしれません。
小正月の大切な風習どんと焼きを行ったなら、できるだけお早めにお墓参りされた方が良いと思います。

お墓を身近に改葬してご先祖供養

新年のお墓参りは早い時期にしたほうが良いと言っても、遠方にお墓があるとお参りも頻繁にできません。
遠方にある故郷のお墓をお参りしやすい身近な霊園に移す改葬が注目されています。

イメージ:供花を持ってお墓参り

イメージ:お墓参り

改葬をしてお参りのしやすい霊園にお墓を移すことで、ご先祖様の供養になりますし、今を生きる私たちの無病息災、家内安全につながると思います。
詳しくは、郷里のお墓を身近な霊園に移す改葬をご覧になってご検討してください。


このようにお正月に関連する行事は、ご先祖をお祀りする信仰に根ざした風習です。私たちの生活習慣には、知らず知らずに行っている祖霊信仰があります。その生活に根ざした風習である、お墓についても考えを深めても良いのかもしれません。


カテゴリー:お墓と墓石の最新情報   最終更新日:2015年1月22日

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